前臼歯の抜歯は、歯列弓内にスペースを作り、歯列弓の再調整を可能にすることを目的とした、一般的ではあるが、論争の的となっている矯正治療法である。

Londoño氏らは、コンジログラフィーのパラメータに基づき、小臼歯の抜歯が下顎の運動学に影響を及ぼし、開閉、前突-後突、発声など、本来平行であるはずの運動の非対称性を増大させることを明確に示した。

その結果、矯正治療のための小臼歯の抜歯に代わる方法が優先されるべきであることは明らかである。記事全文はこちら 記事

(a)正常な動き、(b)Y軸上の下顎側方偏位(?YMLT)および(c)右側のアキシオグラフィトレース上の最大下顎側方移動測定値(?YR)を示す前突/後突の動きを表す図。(Londoñoら、2022、図2)。